パワーパックを引き込み線で使う場合の注意事項

パワーパックを引き込み線で使う場合の注意事項

パワーパックの概要は「パワーパックとは」をご参照ください。
またここでは、パワーパックを引き込み線で使用する場合の注意事項を記載しております。
複線で使用する場合は「パワーパックを複線で使う場合の注意事項」をご参照ください。

引き込み線は、車両の留置や待避、あるいは入換運転などに使われます。
引き込み線をどのように使いたいかによって、注意するポイントが変わります。

1. 引き込み線を「停車帯」にする場合
引き込み線に停車中の車両を動かないようにしたり、ライトを消灯させたりしたい場合は、引き込み線全体、または一部を電気的に本線から分離します。
本線から引き込み線に分岐する部分、または引き込み線の任意の場所に、電気的に絶縁したレール(ギャップレール)を設けます。
この区間への給電を止めたり、個別のスイッチでオン・オフしたりすることで、停車中の車両への通電をコントロールできます。

2. 引き込み線で独立して入換運転などをしたい場合
引き込み線内で本線とは異なる速度や方向で車両を動かしたい場合は、引き込み線用に独立したパワーパックが必要になります。
この場合も、本線との間にギャップレールを設けることが必須です。
複数の引き込み線があり、それぞれで独立した操作をしたい場合は、各引き込み線ごとにセクション分けと個別の給電系統が必要になります。

3. 引き込み線を本線と同じように使う場合
単に車両を置いておくだけで、特別な操作をしない(本線の列車と一緒に動いても構わない)場合は、引き込み線にセクションを設けず、本線と同じパワーパックから給電することも可能です。
※この場合でも、逆進などによるショートには注意が必要です。
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